ALLforSaaS(SaaS立ち上げのすべて)/宮田善孝著書

ビジネス書

SaaSって何の回答はこれ!

SaaS業界に興味のある人必読 SaaSを立ち上げる流れがわかる1冊!

①読むきっかけ

SaaS業界における知識を身に付けたいと考え、ネット検索していたところおすすめに出てくることが多く購読。

②要役

戦略コンサルマーケティングを経て、会計ソフトのfreeeのプロジェクトを立ち上げた宮田氏によるSaaSを立ち上げるまでの道筋を記載した1冊。

Part1.SaaSを取り巻く環境

SaaSが出てきた背景/サブスクについて/パッケージソフトウェアとの違いなど、SaaSを取り巻く環境について記載。

評価基軸となる売上の見方についても記載されている。

Part2.SaaS構築の全体像

立ち上げにおいて

①時前/深掘り調査とプロトタイプ②開発③ゴートゥマーケット戦略④リリースとフェーズが分かれており、それぞれにおける関係者との役割分担や運用フローについて記載。

目標設定方法やBtoCバージョンでの業務内容の違いについても記載されている。

Part3.時前/深掘り調査とプロトタイプ

事前調査/深掘り、プロトタイプ作成にあたっての詳細な流れ・注意点が記載。

セクションが進むにあたり、目的がズレてくることや時間の掛け方に注意することについて理解を深めることができる。

Part4.開発

Part3を踏まえて開発フェーズでやることについて記載。

デザイン→機能要件の開発→非機能要件の開発や対応→QAの順で行うことになり、ここでもBtoBとBtoCで開発の注意点の理解を進めることができる。SaaSでの推奨開発方法についても記載あり。

Part5.ゴー・トゥ・マーケット戦略

プライシングと事業計画、販売戦略について考えていくフェース。

料金形態を設定する上での注意点や事業計画を組む上での必要な情報、販売に至るまでの流れについて記載。

リーガル対応についても記載あり。

Part6.リリース

今までのフェーズを経てリリースする上でのポイントとその後の振り返りについて記載。

ベータ版リリースにおけるユーザーと価格帯について、正式版リリースにおける注意点について記載。

③感想

様々な用語についても解説を交えて記載されているため、業界経験がない人でも読みやすく構成されている。

一定数の解説のない用語もあるため、都度調べながら読むことにはなる。

Part3に記載されているような、デザインスクリプトに関しては、SaaS領域のみならず活用すべき手法であると感じた。

SaaSは売りきりではなく、継続していくことが前提のため、改善していくことが前提となる。その中でスタート時点での最低限のスペック・ルール選定していく難しさについて理解を深めることができた。

④おすすめできる人

IT領域に興味のある人

SaaS商材に携わりたい人

プロジェクトマネージャー職に興味のある人

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