ビジネスで成果を出し続けたCEOが捧げる
組織が最高のパフォーマンスをするための哲学!
AMP IT UP 最高を超える/フランク・スルートマン著福永詩乃訳
①読むきっかけ
知人に紹介された1冊。
仕事する上でのマインドセットにも役立つと聞き購読することに。
②要役
スノーフレイク社の会長兼CEOのフランク・スルートマンが働いてきた中で培った哲学を本にした1冊。
下記各章のポイントを記載
1.
人の入れ替えやコンサル導入がなくても、自分たちの最高を超えていけばパフォーマンスは上がり、成果が上がっていくことについて解説。
①基準を上げる(スティーブ・ジョブス参照)/②人とベクトルを合わせる(同じオールを漕ぐ)/③焦点を絞る(1点に集中する)/④ペースを上げる/⑤戦略を転換する
この5つは最低限必要なステップ
2.
日々競合他社と生き残りをかけて戦う中で、基準を上げるべく、明確なミッション主導の組織を作る事や戦略以上に実行力に目を向けた組織づくりが必要である。
3.
人とベクトルを合わせるためには、一貫して高い水準を求めるカルチャー(組織をしっかり支えてくれるもの)に合わない人たちは降ろしていくことも時として必要とする。強いカルチャーの組織において、直接話して信頼を築いていく事でチームは機能する。
4.
ビジネスでは分析よりも解決策の提示に偏っているケースが多い。根本の原因を突き止めるための分析にリソースを割くことの方が重要であることを医者の治療を例に出して記載されている。
5.
売上拡大に向けては、タイミングが重要であることを説いている。
各成長フェーズで、投資すべきタイミングや強化する項目が異なっておりその点を見誤ると失敗してしまう。ただ、フェーズが変わっても初期のような鋭気は忘れてはならないことを説明している。
6.
戦略転換に関して記載。
勤めていた3社での戦略と動いた結果が記載されている。間口を広げたり、転換したりしていくには手持ちのカードでの最大化を図ることを考えていくことが求められる。
7.
キャリアについて。
ビジネスの世界では学歴以上に経験が大切。その上で適性や人柄で結果が付いてくる。肩書きや給与に捉われず、長期ビジョンで職に就くことの重要性を説いている。
加えて、CEOとしての立ち振る舞いやリーダーとして必要なことが改めて記載されている。
③感想
苦労して経験して結果を出すことの重要性について改めて意識することができた1冊。
スキルを磨き、経験を積むことで成果を上げることが出来る。
フランク氏のような働き方にはならなくとも、経験の中で自分の成果の最大化を図っていくよう努めたいと考えさせられた。
④おすすめできる人
経営者
将来起業したい人
リーダー職に就いている人
リーダー職を目指している人
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